早期で英才教育を行っているような乳幼児向けの習い事や幼稚園、保育園などもたくさんあります。小さいころは脳が柔軟なのでいろいろなことを学ばせたいという要請があるかもしれないです。
ただ、そういう教育をすれば誰しも優秀になるかというとそういうわけではない点に注意をする必要があります。
合わない子にとっては劣等感が逆に生まれる
親としては英才教育としていろいろと学ばせたいということがあるかもしれませんが、子供に取ってなじめなかったり劣等感を感じてしまうのであれば、それはよくありません。変なコンプレックスがついてしまうのであれば、親としては辞めさせればよかったなあという風に後悔してしまいます。
特に個性的な教育をしているようなところというのは当然ながら誰にでも合うというわけではないということがあります。週1回ぐらいの習い事であればすぐに辞めるということができやすいわけですが、幼稚園や保育園となるとなかなか辞めさせることが難しいので、子供のことを思って慎重に選ばないといけないでしょう。子供の個性に合ったところのほうがいいでしょう。
先取り学習によっていい気になってしまう
早期に英才教育をすることによって、小学校などで習うことを先に習うことがあるでしょう。先に習うことによって周りの子供に比べてできるという気持ちを味わうことができるのはいいことなのですが、そこでもっと自分で勉強をしてしまわないことには、普通に学習している人に追いつかれてしまうのは当たり前のことです。先取り学習をしている子供は先に勉強をしているだけで別に天才とは限らないです。
先取り学習で賢くするためには先に勉強をしていることについてより一層学習していくことが求められるわけです。先取り学習で終わりではなく、その学習の家庭で自分がやりたい学習をやればよかったわけでしょう。自分で必要な勉強をしていくことが大切です。
優秀になるんだと言って子供を追い詰めない
英才教育を行うにもいろいろな方法があるわけです。子供の能力を高めるという意味においてはいい効果がありますし、決して意味がないということは無いのはわかります。しかし、両親の教育や習い事などでの教育が子供にとって合わないということになると、残念ながらお金をかけた割には効果が無いという結果にもなりかねません。
両親のほうも必ず子供を優秀にするんだという風に意気込まないほうがいいでしょう。そういう意気込みが子供を苦しませてしまうことにもなりかねません。子供が早期の教育において十分に楽しむことができたり、知的好奇心を旺盛にするなどの効果が得られるだけでも大きいものです。習い事だけではなく、家庭でもそういう学習のフォローができると効果的ではないでしょうか。