英才教育として幼児英語教育は意味があるのか?

英才教育の一環として英語幼児教育を行う保育園や幼稚園があるようです。小さい時から英語を学習することというのは英語に親しむという意味では有意義なのですが、それによる子供への悪影響というのもあるようです。ここでは早期の英語教育に意味があるのかどうかについて解説します。

英語耳を養うことができるというメリットがある

幼児期というのはいろいろなことをスポンジのように吸収しやすくなっていますので、この時期にネイティヴな英語に親しんでいることによって英語を聞き取ることができるということが言えます。英語耳というのは中学になってからいざやろうと思ってもなかなか難しいということです。それを小さいころから習慣として持っていることが大切になります。

小さいころから英語に親しんでいるということであれば、小学生や中学生から英語の授業が始まったとしても全然対応することができるでしょう。今後きちんと英語を学ぶとしても幼児期に英才教育として英語をやっていることは決してマイナスなことではないです。英語に対して楽しいという記憶があるだけでも全然違います。

英語に早くから慣れ親しむことができる

正直言うと英才教育として週1回程度の幼児英語教室に行ったくらいで英語がペラペラになるということは無いです。ペラペラになるということを目指すためには、ずっと英語に親しんでおかないと行かない環境に身を置く必要が出てきます。たった週1回のレッスンでは単に英語を使ってしゃべってみるということしかできないのではないでしょうか。

ただ、それだけでも十分に英語に慣れ親しむことができるというメリットを享受することができます。小さい時の幼児英語教室の中では遊びながら英語に触れるという体験をするだけでも十分なのです。そういう経験をするだけでも本格的に英語の学習をする時に十分に活かされてきます。早めに学ぶことで英語に対する抵抗を無くすだけでも大きいことではないでしょうか。

日本語でのコミュニケーションの妨げになる

幼児期というのは母国語である日本語を習得しなければいけない時期に当たるわけですが、それだけでなく幼児英語教育をしているということになりますので、日本語も英語も十分に使いこなせなくなるということが考えられます。英語教育にばかり集中をするのではなく、母国語を習得することをまず第一に考えなければいけません。

幼児期というのは論理思考能力がまだまだ発達していきますので、その能力のベースとなるのは日本語であるのは言うまでもありません。そのため、中途半端に英語教育をするよりは日本語でしっかりと会話をすることによってコミュニケーションを取っていくことを養うべきなのです。コミュニケーション能力は母国語である日本語を通して養っていくわけです。